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『起業・創業時の基礎知識
~棚卸資産の評価方法~』

棚卸資産とは、その名の通り、商品や製品など棚卸(在庫品の実地調査)ができる
資産のことを言います。

決算書では貸借対照表の流動資産の中に記載されていますが、その評価方法は様々で、いずれかの方法を選定しなければなりません。

大きく分けると、期末棚卸資産を取得原価により評価する原価法と、決算時に取得原価と時価とを比べ、いずれか低い方の価額により評価する低価法の2つがあります。

また、取得原価の算定方法には、最終仕入原価法、個別法、先入先出法などがあります。

税務上の原則的な算定方法は、決算期までの最終仕入時に仕入れた価額によって評価する「最終仕入原価法」となりますが、
その前に原価法にするのか低価法にするのかを選定しなければなりません。

 

原価法

原価法はその金額として取得原価を貸借対照表における棚卸資産の価額とするのですが、どの仕入(取得)価格を使うかを決定する必要があります。

中小企業会計指針ではその決定方法が示されており、個別法、先入先出表、総平均法、移動平均法、売価還元法、最終仕入原価法などがあります。

また、数量計算には、継続記録法と棚卸計算法があり、仕入れた商品ごとにその数量と取得原価を記録しておくのが継続記録法、一方、棚卸計算法の棚卸はまさに在庫品の実地調査により算定し、帳簿記録によらない実地棚卸による数量の決定方法となります。

ご理解頂けましたでしょうか?

次回は「減価償却資産の償却方法」について説明したいと思います。
お楽しみに!
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