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『決算書理解講座61 創業期の経営課題』

決算書理解講座60では「リースのメリット・デメリット」について説明しました。
今回は、「創業期の経営課題」について説明したいと思います。

創業期は企業のライフステージの中でも問題点、課題が多いステージとなります。
競争力が乏しいとか、ヒト・モノ・カネの確保はできるか、などの不安を持ちながら起業する経営者は多い。

創業する動機のタイプとしては、大きく3つに分けられるのではないかと思料します。

<夢実現型>
「以前からこの商売をするのが夢だった」といった動機で起業するタイプ。

<直接市場養成型>
既存の企業があまり有していない技術やノウハウを活用して企業のニーズに応えようとするタイプ。

<間接市場養成型>
既存の企業も有しているが、それだけでは不十分な分野に自分の有する経営資源を活用してニーズに応えようとするタイプ

夢実現型には飲食店や小売業などの分野に多く、非常にモチベーションが高い。
よくある課題としては、夢を追い過ぎるあまり、既存の企業が持っていないような有利性や競争力が不足している、といった点などが挙げられます。

直接企業型、間接市場型の市場養成型は卸業、製造業、建設業などに多く、当初は外注先として下請企業の役割からスタートするケースも多い。
課題としては、安定受注の確保や、自社の技術やノウハウを上回る企業が新規参入してきた際の対応、などが挙げられます。

 

創業期の課題は他にも山のように出てきますが、まず、創業期で目指すべきことは「経営基盤を固める」こととなります。

周囲から認知、信用される企業となり、実績をつくることが何よりも重要な時期となるのが創業期です。

創業期の「カネ」については、特に資本構成(どの程度の資本金が必要か、どのように資本金を集めるか)などが重要となります。

金融機関から融資を受け資金調達を行った場合、その返済をしていく源資は事業の利益または自己資金からとなります。

よって創業期は、ある程度利益が出てくるまでのコストを資本金などの自己資金で賄う必要性が出てくるといったことを念頭に資本構成を検討しなければなりません。

創業期の課題を乗り切る方法の1つとして、先輩経営者や専門家、金融機関などから事前のアドバイスやサポートを受けることもお薦めします。
弊社では無料相談もお受けしてますので気軽にご相談下さい!

ご理解頂けましたでしょうか?

次回は「経営基盤拡大期の経営課題」について説明したいと思います。
お楽しみに!

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