皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『中東向け農産物の輸出強化』について

日本の農林水産物・食品の輸出額は２０１３年で５，５００億円と
なっていますが、政府は２０３０年までに５兆円にまで引き上げる
目標を掲げています。

そこで、中東向けの輸出を増やすことを目的に、農林中金と
みずほ銀行などが今年度内に総額５００億円のファンドを設立
するといった動きがあります。

このファンドでは、日本から中東へ輸出するためのインフラ整備
事業に投資する予定で、日本企業が中東の企業と組み、ＵＡＥや
オマーンなどに専用の倉庫を建設する際などに使われる予定。

日本産のメロンなど高級青果は中東諸国でも人気が高く、現在でも
国内より高額で販売されている。

しかし、現地は高温で気候が厳しく、農産物の輸出を拡大していくため
には、適切な温度管理ができる設備などが必要不可欠となっている。

野菜など、傷みが早く長距離の輸出になじまないものについては、
日本企業が現地で野菜工場を建設する際の支援も検討すると
しています。

ファンドの資金を活用し、まずは中東で日本の農産物が受け入れられ
やすい環境をつくり、その後は、ヨーロッパなどへも展開していきたい
考えのようです。

国内人口の減少傾向や農林漁業者の高齢化などを勘案すると、
業界を活性化していくためには、輸出などによる販売額・生産額を
増やしていく動きは必要不可欠となります。

政府が旗振り役となり、民間がチャレンジしていく仕組みをどんどん
活用して行きたいですね！

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