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『卸売電力取引所の活性化~余剰電気の売買~』

皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『卸売電力取引所の活性化~余剰電気の売買~』について

2016年4月の電力小売り完全自由化を控え、新電力などが
安定した電力調達ができるよう、卸売電力取引所の活性化は
自由な競争を促す上でも重要なポイントとなっています。

卸電力取引所は大手電力会社や発電所を持つ企業が、電力を
売買する取引所。

日本では2003年に日本卸売電力取引所(JEPX )が設立され、
2015年3月時点で100社超が会員となっている。

電力会社などが余った電気を売買する「スポット市場」や、将来の
特定期間に売買する「先渡し市場」などがある。

取引所は新たに電力販売に参加する新電力が電気を調達しやすく
するために設立されたのですが、2013年度のスポット市場売買高は
約102億キロワット時と販売電力量の1.2%に留まり、まだまだ
売買高は少ない。

電力の自由化が進んでいる北欧では86%の電力が卸売取引所で
売買されている。

大手電力会社が余剰電力を市場へ出すことを渋っていることが要因、
とも言われており、卸売電力取引所を活性化させていくための
仕組みづくりが重要となってくる。

そこで、原発再稼働を決めた政府は、原発により安価につくられた
電気の一部を卸売電力取引所へ供給するよう義務付ける方向で
検討に入っている。

原発の再稼働で大手電力会社だけが得をしないようにし、電力小売りの
競争を高めることで、電気料金が下がっていくよう促す。

電力は「発電」「小売り」共に規制緩和でまだまだチャンスのある
分野です。

競争を促す仕組みづくりと共に、チャレンジする事業者を増やして
いくことが更なる活性化に繋がりますね!

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