皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『温暖化ガス削減～ＣＯ２の回収・貯留～』について

国連の気候変動に関する政府間パネル（ＩＰＣＣ）は、温暖化ガスを
大幅に減らす有力な手段として二酸化炭素（ＣＯ２）の回収・貯留
（ＣＣＳ）をあげている。

また、国際エネルギー機関（ＩＡＥ）は、地球の平均気温上昇を２度
以内に抑えるために、２０５０年までに達成すべきＣＯ２の累計削減量
のうち、１４％をＣＣＳが担うとの青写真を描いている。

そこで、国内でも施設から排出された温暖化ガスのＣＯ２を回収し、
地下深くに閉じ込める本格的な実証実験システムを建設する動きが
スタートしています。

この施設では、水素ガスやアンモニア製造、天然ガス精製などで生じる
Ｃ０２を含む高圧ガスを吸収塔に入れ、アミン液と呼ばれる吸収液で
ＣＯ２を取り込みます。

再生塔でこの液を約１，２００度に加熱し、ＣＯ２を放出させ集める。

この施設ではその過程で低圧脱気塔を入れ、圧力差を使てＣＯ２を
効率よく抜く方法を取り入れることで、通常法に比べ分離・回収に
必要なエネルギーを半分から３分の１で済むよう試みる。

分離・回収したＣＯ２は地面に井戸を掘り、貯留層と呼ばれる地層に
入れ込み、ＣＯ２の漏れなどが起こらないかを実証していく。

ＣＯ２の分離回収については、ＣＯ２の処理コストが現状３，０００円～
７，０００円と排出量取引の価格を上回るなどの問題がある。

弊社でも、酸化マグネシウムにＣＯ２を吸着させ、分離回収を安価に
行うビジネスモデルのお手伝いをしています。

温暖化ガスを減らすために大量のエネルギーを使っていたのでは
意味がありません。

地層への貯留技術も含め、ビジネスチャンスに繋がる可能性が
まだまだありそうですよ！

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