皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『ミャンマーの金融改革』について

ミャンマー国内では２０１５年に予定される総選挙へ向けて、
現政権が掲げる「経済開放」の成果が問われています。

その１つに金融改革がありますが、ミャンマー政府は昨年の
秋から中央銀行を軸に、国際通貨基金（ＩＭＦ）や欧州系コンサル
会社などと外銀参入のスキームを練ってきました。

これまで、主要外銀の駐在員事務所は認められてきましたが、
銀行業務の免許は与えられていませんでした。

そこで、ミャンマー政府は金融改革を推し進めるべく、外銀に対して、
銀行業務の免許を与える方針を決定。

銀行業務が認められた外銀は、支店方式を原則とし、当初は
法人営業のみを認めるとしています。

しかし、ミャンマー国内の地元企業では資金需要が小さく、当初は
ミャンマーに進出した海外企業の輸出入に関わる貿易決済や
海外送金などが主な業務となる予定。

ミャンマーは今年のＡＳＥＡＮ議長国であり、２０１５年末目標のＡＳＥＡＮ
経済共同体構想の改革も後押ししたい考え。

２０１５年には証券市場の開設を計画するなど、今後も金融改革は
重要な位置づけとなっています。

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