皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『でんさいネット～関西金融機関の動向～』について

でんさいネットとは、全国銀行協会が１００％出資する㈱全銀電子債権
ネットワークの通称で、企業間の決済で手形などの代わりとなる
電子債権の情報を記録する機関のことを言います。

そのでんさいネットですが、先週１８日よりサービスを開始し、
関西金融機関の間では決済口座の取り込みを狙い、
電子債権にかかる手数料の引き下げ競争が激化しています。

手数料について主な内容を見てみると、
①企業が電子債権を登録する際にかかる
「発生記録手数料」
②企業が電子債権を他社に譲渡する際の
「譲渡手数料」
③最終的に企業の口座に代金を振り込まれる際の
「入金手数料」
などがあります。

メガバンクでは、発生・譲渡・入金にかかる手数料をそれぞれ
４００円～５００円程度としていますが、関西地銀はそれぞれの
手数料を２００円～３００円、信金・信組では１００円～２００円と
低価格にし攻勢をかけています。

企業側にとっては、手形を無くすことで印紙税が不要になる他、
管理・保管の手間が省けるメリットがあり、今後、手形レス化が
益々普及していくものと思料します。

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