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『決算書理解講座28 資金繰り⑥』

今回のテーマは
『決算書理解講座28 資金繰り⑥』について

決算書理解講座27では『資金繰り⑤』として「経費の未払いは
資金を増やす」について説明しました。

今回は『資金繰り⑥』として、「資金の減少がない経費」について
説明したいと思います。

「資金の減少がない経費」って何??と感じられた方も多いかと
思いますが、『減価償却費』というものがあることをご存知でしょうか。

「減価償却費は資金の源泉」という言葉を聞かれたことがある方も
おられるかと思います。

でも、費用がなぜ資金を作る原因となるのか・・・どうも理解が
できない、という方も多数おられます。

そこで、「減価償却は資金の源泉」の本来の意味を、設例を参考に
説明してみたいと思います。

(設例)
①現金売上 100万円
現金仕入  50万円
②100万円を借金して200万円の車両を購入
この場合の資金損益計算書は

<総合資金収支>

経常資金収支尻 50万円
財務資金収支尻 ▲100万円
資金増減高 ▲50万円

※経常資金となるもの
売掛金の増減、受取手形の増減、在庫の増減、買掛金の増減、
支払手形の増減、未払金(費用)の増減 など

※財務資金となるもの
借入金の増減、固定資産の増減、貸付金の増減 など

となります。

次の期は、
①現金売上 200万円
現金仕入 100万円
②営業費  100万円
(うち減価償却費30万円)
という結果であったとすると、

損益計算書は

売上高 200万円
売上原価 ▲100万円
営業費 ▲100万円
利益 0万円

資金計算書は

売上収入 200万円
仕入支出 ▲100万円
営業支出
   営業費 ▲100万円
   減価償却費 30万円 ▲70万円
資金増減高 +30万円

となります。

車両は、現金購入時に資金の減少をもたらしますが、
その後の減価償却費は資金の減少とは何ら関係ありません。

減価償却費は、単に、車両の価値を決算書上減らしている
だけのもので、損益計算書上では減価償却費を費用として
落としていきますが、資金計算書の上では資金の減少を
もたらさないので資金の増加要因とみます。

何故なら、営業費100万円の中には、資金の流出を伴わない
減価償却費が含まれているので、営業支出は100万円。

その内、資金の流出を伴わない減価償却費が30万円。

したがって、減価償却費をマイナスして資金支出たる
営業支出は70万円。となります。

これが「減価償却費は資金の源泉」と呼ばれる意味となります。

少しはご理解頂けましたでしょうか。

次回は、「商売で資金を稼いでいるか」について説明したいと
思います。お楽しみに!

bt_soudan    bt_shikin</a

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