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『銀行に対する自己資本規制強化~バーゼル3~』

皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『銀行に対する自己資本規制強化~バーゼル3~』について

2008年に起きたリーマンショックを教訓に強化されてきた巨大銀行に
対する自己資本規制(バーゼル3)ですが、追加規制の内容が見えて
きました。

国際業務を行う銀行への自己資本規制については、1993年に規制が
本格適用されたバーゼル1(自己資本8%以上)以降、強化が進んで
きました。

2007年にはバーゼル2(最低自己資本8%以上は変わらず、リスクの
適用範囲拡大)が、2013年からはバーゼル3(自己資本の質と量の
見直し)が段階的に導入され、今回の内容を2019年以降適用開始と
することで、巨大銀行が破綻しても公的資金の注入を回避できるよう
自己資本を強化させる、というもの。

今回の内容ですが、

①基本的な自己資本規制(普通株中心に8%)

②巨大銀行に対する上乗せ規制(普通株中心に1~2.5%)

③経営危機時に備える新規制(劣後債など:普通株の算入可)

①+②+③で16~20%となるよう最低比率を現行の2倍近くに
引き上げるというもの。

但し、③については、ベイルイン条項が付いた劣後債などの
積み増しを求めるとしている。

※ベイルイン条項・・・金融機関が政府に実質破綻認定された場合に
劣後債などの原本を強制的に削減する取り決めのことで、破綻時
には、債権者も損失を負うようになる。

日本では、三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャル
グループ、みずほフィナンシャルグループの3行が対象となりますが、
6月末時点の総自己資本比率は、三菱UFJで15.53%、三井住友で
16.18%、みずほで14.86%となっている。

自己資本規制の強化ですが、金融機関にとって計算上の分母となる
資産(融資など)の圧縮要因に繋がる可能性も出てきます。

金融業界の動向には、今後も注視して行きたいですね!

 

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