皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『汚水から発電と水を浄化～微生物燃料電池～』について

微生物が有機物を分解して電気を生み出す「微生物燃料電池」の
実用化へ向けた取り組みが行われています。

微生物燃料電池は、微生物が有機物を分解する時に発生する
微弱な電気を集め、電力を得る発電システム。

微生物は有機物を分解する時に電子と水素イオン、二酸化炭素を
発生する。

このうち、電子は電極を介して電気として回収し、水素イオンは
空気中の酸素と反応して水になる。

こうした反応が燃料電池と似ていることから微生物燃料電池と
呼ばれている。

燃料として使う有機物は地球上に豊富に存在する。

供給源として、工場や家庭から出る汚水を利用すれば、発電と
水の浄化という一石二鳥の実現が可能となる。

海外でも微生物燃料電池の開発は盛んに行われており、中国では
海水の脱塩などど組み合わせた多機能型燃料電池の研究にも
取り組んでいるという。

発展途上国では電力の供給と下水処理施設の稼動が不安定であり、
微生物燃料電池は両方を解決できる方法としても期待されている。

色んな発電方法がありますが、発電効率をどこまで高められるか？
といった点でなかなか進まないケースも多い。

国内でも産学が連携し、実用化へ向けた研究や実証実験が
取り組まれており、「微生物燃料電池」という言葉が今後、耳にする
機会が増えるかもしれません！

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