皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『東南アジアからの観光客を取り込め～イスラム対応～』について

経済成長に伴う所得水準の上昇などで東南アジア各国から関西を
観光で訪れる人数が増えています。

日本政府観光局によると、２０１２年のマレーシア、インドネシアからの
訪日数は前年比６割前後増加。

関西の宿泊施設や飲食店は、日本を訪れるイスラム教徒の受け入れを
進めるために、イスラム教の戒律に従った「ハラル認証」を取得した
食材を使用するなど、イスラム教徒が観光しやすい環境を整える動きが
加速しています。

それでは、「ハラル」とはどういうものか見てみましょう。

現在、日本では４つの団体がハラル証明発行機関とされています。

①宗教法人ムスリム協会（ＪＭＡ）
②宗教法人イスラミックセンター・ジャパン（ＩＪＣ）
③宗教法人日本イスラーム文化セミナー
④ＮＰＯ法人日本ハラール協会

ハラルとは、「合法的なもの」や「許可されたもの」を意味するアラビア語で
「シャリーア（イスラム法）」に則った合法なものを言います。

イスラムでは豚肉を食用にすることを禁じているため、豚肉・豚油などの
豚由来成分、ゼラチン、アルコール飲料やそれを使った保存料、
調味用みりん、料理酒を含んだものを食べません。

そこで、「イスラムの定める適正な方法で処理、加工された食品である」と
証明された商品にはハラル認定マークがされるようになります。

例えば、イスラムの方が日本のスーパーで買い物をする際、野菜や
フルーツはすぐにカゴへ入れますが、パン売り場では立ち止まってしまう
ようです。

それは、パンの中に何が含まれているのか？・・・乳化剤やマーガリンは
植物性なので大丈夫、しかし動物性のものが入っているとダメ・・・など、
逐一確認する必要に迫られるようです。

受入れ側もイスラムを理解し、勉強していくことがイスラム観光客への
「おもてなし」には必要ですね。

１１月にはインドネシアのガルーダ・インドネシア航空が関西国際空港と
結ぶ直行便の運航を開始するなどの動きもあります。

そこにも大きなビジネスチャンスがありそうですね！

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