決算書理解講座65では「貸借対照表からの資金繰りチェック」について説明しました。

今回からは、「企業活動と財務諸表」について見ていきますが、その初回として「資金の流れと財務諸表」について説明したいと思います。

人間に血液の循環があるように、企業には資金の流れがあります。

また、血液の循環する速さや量が内外条件の変化によって変わってくるように、企業の資金も内外の環境条件の変化によって流量、流速が変わってきます。

安定的な企業経営を行っていくためには、内外条件の変化を見極め、外部から資金を導入するなどして流量や流速をコントロールすることが必要となります。

また、資金の流れは一定時点で必ず集約・記録され公表されます。
これが決算期であり、財務諸表となります。

この財務諸表によって
①企業が資金をどのように調達・運用しているのか
②調達・運用のバランスから資金の過不足状態や資金体質を推定
③資金の流れを収益・費用に置き換えて分類、収益状況や収益体質を捉える
などを見ることができます。

企業活動と資金循環

企業の資金の流れは企業活動に沿って動いています。

一般に企業(製造業のケース)は下図のようなプロセスで活動を行っており、投下された資金もこのプロセスを経る間に「財・サービス」「製品」「掛・手形」などに変化しながら投下資金の回収が行なわれます。

その後、利益分を加え「拡大再生産」という形で連続して繰り返され循環します。

企業規模の拡大によっては、投下資金の調達もこの循環外に求められるになり、資金の変化形態も多様化していきます。

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