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『アジア圏進出時の資金調達~中小企業~』

今回のテーマは
『アジア圏進出時の資金調達~中小企業~』について

海外で資金調達を行う手法の1つに「スタンドバイ・クレジット」
を活用する方法があります。

スタンドバイ・クレジット(SBLC)とは、債務の保証と同様の目的の
ために発行される信用状のことを言います。

事業者の海外支店又は海外現地法人が、海外の金融機関から
現地流通通貨建ての融資を受ける際に、日本の金融機関が
SBLCを発行します。

海外の金融機関は日本の金融機関が発行するSBLCの信用を
みて、事業者の海外支店や現地法人に融資する、という仕組み。

そこで、今回は日本政府が100%出資する日本政策金融公庫が
行うスタンドバイクレジット制度について見てみたいと思います。

日本政策金融公庫が平成27年1月現在、提携しているアジアの
金融機関は以下の7行。
(アジア以外ではメキシコのバノルテ銀行と提携あり)

タイ:バンコック銀行
マレーシア:CIMB銀行
シンガポール:ユナイテッド・オーバーシーズ銀行
韓国:KB国民銀行
ベトナム:ベト・イン・バンク
フィリピン:メトロポリタン銀行
インドネシア:バンクネガラインドネシア

■利用条件
新事業活動促進法に基づく
・経営革新計画の承認
・異分野連携新事業分野開拓計画の認定
地域資源活用事業活動促進法に基づく
・地域産業資源活用事業計画の認定
農商工等連携事業活動促進法にも続く
・農商工等連携事業計画の認定

いずれかの計画の承認又は認定を受けていること。

■補償限度額
1法人あたり4億5,000万円

■信用状有効期間
1年以上6年以内

■海外での借入条件
融資条件の詳細は海外金融機関が決定するが、以下の
内容であることが必要となる。
・融資金額及び通貨:信用状の範囲内。現地流通通貨建て。
・資金使途:承認・認定を受けた計画事業を行うための
設備資金及び長期運転資金
・融資期間:1年以上5年以内

となっています。

海外での資金調達に興味はあるが、イマイチよくわからない、とか
具体的に相談してみたい、といった事業者様がおられましたら
気軽にご相談下さい!

bt_soudan    bt_shikin

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